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2009年11月30日 (月)

子供の半数が新型インフルエンザに感染

国立感染症研究所の発表では、5~14歳では全体の約50%が新型インフルエンザに感染したことになるようです。

感染率は0~4歳で17.6%、15~19歳も27.6%と高く、20~40代では2~5%台。

50代以上は1%に満たないと判明しました。

先日天皇陛下が持病の前立腺がんの治療中という理由で新型インフルエンザワクチンの接種をお受けになったとの報道がありました。一方、持病の無い皇后妃殿下はお受けにならなかったそうです。

現在、新型インフルエンザワクチンは配給制で医療機関の希望数の一部が月に2回配布されています。上記のように成人には感染が少ないことから小児科の医療機関に集中して配布されています。成人への配布はわずかに限られていてご希望されても接種は困難な状況です。

皇后妃殿下がお受けにならなかったのはそんな状況を慮ってのことかもしれません。

新型インフルエンザに感染した児童は原則的には新型についてはワクチン接種の必要がなくなりましから、もしかするとワクチンの児童への配給が減って成人に接種する機会が増えるかと期待しています。

2009年11月13日 (金)

インフルエンザワクチン事情

新型インフルエンザワクチンの配給、接種が始まりました。

季節性インフルエンザワクチンは、新型インフルエンザの流行で関心が高まっているためか早めにお受けになる方が多く、加えて季節性インフルエンザワクチンは新型のワクチン製造のライン確保のため例年の8割しか生産されなかったのです。

すでに多くの医療機関で季節性のワクチン接種を受けることはできなくなっています。今シーズン季節性インフルエンザが流行するかどうかわかりませんが、例年通り受けようと思っていた方で受け損ねた方が多く見られました。

せめて、季節性インフルエンザは流行してほしくないと思います。

加えて、インフルエンザではない風邪が例年より流行しています。咳やのどの痛みが強く、38℃を越える発熱を伴うことが多いのが特徴です。気温と湿度の低い日が続いていることが原因かもしれません。

肝心の新型インフルエンザワクチンの小児への接種が予定を前倒しして開始することが決定しました。

地域差はありますが、基礎疾患をお持ちの小児と成人に今週から来週にかけて接種が開始されます。ワクチンの配給状況を見ると小児を優先しているようです。小児の死亡例が増加していることと、成人への感染がまだ広がっていませんから、妥当な判断であると思います。

学級閉鎖、学校閉鎖は依然として減少する気配がありません。子供同士の感染予防は困難なようです。狭い教室での接触が濃厚だからでしょう。

これから、気温湿度が下がれば成人にもインフルエンザの感染が拡大する可能性が高まります。

仕事場への到着時と帰宅時にはマスク着用、入念な手洗い、うがいをお忘れなく。

2009年10月28日 (水)

最大のリスクファクターは?・・・やはり

27日世界保健機関(WHO)は、健康を害するリスク要因を分析した報告書を公表しました。

2004年時点で、全世界的には、死に至るリスクが最も高かったのは高血圧で死者全体の12.8%を占め、喫煙(8.7%)、高血糖値(5.8%)などが続きます。

富裕国では喫煙がトップで、高血圧、肥満など心臓疾患やがんにつながる要因が上位を占めました。

参照

YAHOOニュース http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/lifestyle_disease/?1256685866

WHO の資料論文  11ページに内容が載っています。http://www.who.int/healthinfo/global_burden_disease/GlobalHealthRisks_report_full.pdf

もう少し詳しく報告しますと、年間の死亡数と比率は上位から

喫煙 150万人、17.9%

高血圧症 140万人、16.8%

肥満 70万人、8.4%

運動不足 60万人、7.7%

高血糖 60万人、7.0%

高コレステロール血症 50万人、5.8%

果物および野菜不足 20万人、2.5%

大気汚染 20万人、2.5%

アルコール 10万人、1.6%

職業リスク 10万人、1.1%

従来よりWHOは禁煙活動に力を入れていますが、ここでも喫煙が最大のリスクと確認されたわけです。

禁煙外来は、時間も掛かりますし、お一人お一人のキャラクターやモチベーションによって細かく対応を変えて私の持っている知識や経験を総動員して進めてゆきます。        

複数の方の外来が終わると結構へとへとになりますが、この結果を踏まえこれからもがんばってゆこうと思いました。

2009年10月27日 (火)

インフルエンザ情報

新型インフルエンザのワクチン接種の最優先が妊婦と決まりましたが、少し表現が変わってきたようです。

接種はした方が良いことには変わりません。多少のリスクはあるけれども母体、胎児へのメリットが上回るということになるでしょうか。

厚生労働省  新型インフルエンザワクチンの妊婦への接種について(10月20日)

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/02-03-03.pdf

厚生労働省 せきエチケット動画   

  ”目でみて分かる新型インフル”のCM新型・季節性インフルエンザ(2009年10月15日)の項目から

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

風邪を発症されていればマスク着用は常識ですが、健常者の方も人ごみや医療機関に行かれる際はマスクは必須です。

感染すれば自身が感染源となり家庭や職場にウィルスを持ち込むことになります。

東京では医療従事者への新型インフルエンザの供給が遅れていましたが、本日やっと当クリニックにも到着しました。

今後始まる優先者への供給は順調に進むことを祈るばかりです。

2009年10月19日 (月)

インフルエンザワクチン

先々週に各医療機関に新型ワクチン接種希望者の数についてのお尋ねが来ました。先週までに提出となっていました。

本日19日から医療従事者への接種が始まりましたが、ワクチンが足りずに供給は遅れているようです。

患者さんからの問い合わせが多いので接種の優先順位と接種時期を転載いたします。この通りに供給されるかは疑問が残りますが。

0207a

0207b

厚生労働省のインフルエンザワクチンについてのページです。どんどん情報が変わりますのでこまめに覗きに行かれてみてください。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

ワクチンの早期供給が望まれますが、ワクチンへの過大な期待は禁物です。特に日本製のアジュバントの入っていないワクチンは重症化の抑制が主体で発症そのものは抑えられません。

基本的に重要なのは感染しないことですから予防が第一です。

医療機関や人ごみに行くときはまずマスクを着用することです。手にウィルスが付いてその手で鼻や口を触ることで体内にウィルスが侵入します。出先では顔を不用意に触らないように心がけたいものです。触らないというのは結構難しいですがマスクを着けていれば直接触ることが減りますから効果があるわけです。

2009年10月14日 (水)

インフルエンザ予防法

新型インフルエンザに罹る患者さんが増えています。現在のところ高校生以下の方に多いですがこれからは成人に広がってゆくでしょう。

受験生や持病のある方は通常の季節性インフルエンザワクチンも少し早めにお受けになった方がよいと思われます。今年はインフルエンザに対する関心が高まりワクチンのお問い合わせが例年より寄せられています。年末にはワクチンが不足する可能性もあります。

同僚や同級生が新型インフルエンザを発症して2日から3日にご自身に38℃以上の発熱があれば、感染を考えて早めに受診しましょう。発症後48時間以内に適切な治療を開始すれば懸念されている重症化はほぼ回避できます。原則として10歳代はリレンザ、他はタミフルでの治療となります。リレンザは粉末を吸入して摂取するので小さいお子さんには難しいことがあります。

重症化は肺炎と脳症が問題です。いずれも早期の対応が重要です。

話題の新型インフルエンザワクチンについてはまだ供給方針が固まっていません。厚生労働省も急いで準備を進めてはいるようです。テレビ等で情報をお待ちいただくしかないという状況です。

すでに新型インフルエンザは流行期に入っています。手洗いうがいを励行し、外出先では鼻や口を手で触らない、病院や人ごみに行くときはマスクを付けることが大切です。

そして、帰宅されましたら液体石鹸で(固形石鹸は使わないで)手のひら、手の甲、親指の外側とまんべんなく丁寧に手洗いしてください。いろいろな方法でも完全には殺菌できませんので手洗いで手に付いた脂を洗い落とすということを念頭においていただきたいと思います。

正しい手の洗い方

2009年10月13日 (火)

やきとりじいさん体操

テレビで取り上げられていておもしろいダンスだなと思いました。結構全身運動になってダイエット効果もあるようです。

私の出身地の福島が発祥地だそうです。

2009年10月 6日 (火)

ノーベル賞受賞

はじめにで言及したテロメラーゼの発見者であるカリフォルニア大学のエリザベス・ブラックバーン教授他3名が医学生物学部門でノーベル賞を受賞されました。現在のところ期待されたがん治療にはまだ実用化はできていませんが、動物の生命活動での重要な働きがあることが次々と解明されたことが評価されたようです。特に老化とがん発症の関連を最も的確に証明したことが挙げられます。1984年に最初に発表されましたからずいぶん時間を経てからの受賞だなと思いましたが、物理学などはもっと古い研究が評価されていますから当然かもしれません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091005-00000002-fsi-bus_all