コレステロール結果の見方
コレステロールの検査結果を理解するのは実は難しいことです。
健康診断の結果はほとんど高い値を示すと異常値ということで疾患を疑われることになります。ところが唯一HDLコレステロールは高いほど望ましいのです。
コレステロールには善玉と悪玉があることはご存知だ思います。
悪玉コレステロールがLDLで、善玉コレステロールがHDLと呼ばれています。
それぞれ目安としては、LDLを140までに抑え、HDLが40が超えることが望ましいのです。
通常LDLが170を超えてくるとそろそろ薬剤の内服治療の開始が検討され始めます。
ただ、大切なことはLDLとHDLの比率(LDL割るHDL)が2以内であることです。
つまりLDLが160ならHDLは80以上あるといいということです。
LDLは動脈の内腔に沈着し血管を硬くし、さらに狭くしてしまうことから悪玉と呼ばれます。
一方、HDLは血管に付着した脂肪などからできるプラーク(かす)を掃除してくれるのです。
HDLを増やしてLDLを減少させるにはどうしたらよいのでしょう。
1.有酸素運動を十分に
2.豆腐、納豆、ゆばなどの大豆蛋白を多く摂る。
3.適度な飲酒
4.脂肪の中ではイコサペンタエン酸(青魚に多い)やオレイン酸(オリーブ油、大豆、筋子など)を摂る
5.一日3食摂る
6.良く噛んでゆっくり食べる
7.寝る前2時間は食事を摂らない
8.難しければ夕方に軽く摂り夜遅くは食事を軽くする
9.タバコは有酸素運動を妨げ、LDLコレステロールの酸化を促進し動脈硬化を助長するので禁煙する
どれだけ食べてもいいとういう食品はありません。反対に絶対に摂ってはいけないという食品もありません。人間は雑食性の動物です。いろいろの食品をバランスよく摂る事が重要です。一日30品目が望ましいのはそのためです。
大切なのは偏った食事にならないことです。
現在の日本は幸か不幸か世界一の豊かな食生活を謳歌しています。景気が悪いといっても、世界のグルメがこれほど容易に入手できうる国は他にありません。
実際のところ、おいしくて簡単に調理できて食べやすいのは動物性のたんぱくであるお肉なのです。特に若い世代のお魚離れは顕著で、調理が面倒、骨があるので食べにくいと敬遠されがちです。とうふ、納豆もこれまでほどは摂らなくなりました。若い世代の特に女性の喫煙率は急上昇しています。仕事に追われゆっくり食事をするのも難しい。多くの男性は飲酒の量は適量を超えています。その結果20代、30代以降のメタボが増加しています。
さて、あなたのコレステロールはどうでしょう。
LDLとHDLの比率が2以内になっているでしょうか。